実際に、内容証明郵便で慰謝料を請求した経験から
そのメリットとデメリットをまとめてみました。
内容証明郵便とは
内容証明郵便とは、
「日本郵便が第三者として、文書の存在とその内容を証明するもの」
不倫問題の場合、裁判所への提訴や調停などの法的措置の前段階として利用する事が多いようです。
今回の場合は、モモに対して裁判を起こす前の
慰謝料請求の意思表示のお手紙を私が書いて、
そのお手紙を私が出した事・モモが受け取った事とその内容までを日本郵便が証明してくれるというイメージです。
後に、「言った言ってない」の争いにならないように
内容証明郵便で慰謝料を請求するんですね。
弁護士を通して請求する場合も利用することが多いそうです。
いろんな制度があるんですね。
内容証明郵便を利用するメリット・デメリット
内容証明郵便を利用するメリット・デメリットについて私なりに考えてみました。
内容証明郵便を利用するメリット
慰謝料請求した内容が証明される
日本郵便が文書の内容まで証明してくれるので
後に裁判となった場合も、慰謝料請求を請求した事と、請求した内容が証明される。
例えば、1度払うと言ったのに後から
あの時は脅されて
払うと言ってしまっただけ！
などと仮に言われても
（実際言われたわけではありません）
日本郵便が控えを持っていて、内容を証明してくれるので
脅すような事は言ってません！
という感じで証明できたりするのかな。
内容が証拠として証明されるので、色々な場面で有効に使えると思います。
逆手に取られない様に、
相手に対する誹謗中傷は書かないよう気を付けましょう。
相手に精神的負荷をかけられる
普通の郵便で届くより、やっぱりびっくりすると思います。
払わないと訴えられるのかも！
なんかヤバそう。
といった精神的負荷をかける事ができ
相手によってはすんなり払ってくれる可能性も。
費用はかかりますが、弁護士の名前が入っていたら更に焦るでしょうね。
無視されにくい
慰謝料請求も無視されることが多いと聞きますが
内容証明郵便で送っておけば
後に裁判となった場合に不利になるかもしれないと考えて
何らかの返事がもらえる可能性が高くなると思います。
内容証明郵便を利用するデメリット
費用がかかる
特殊取扱となるので、通常の郵便切手代に加えて料金が加算されます。
1枚につき数百円程度なので、大きな金額にはなりません。
ただし弁護士を通した場合は、別途弁護士費用がかかります。
私の場合、書類作成だけで数万円かかると言われ
自分で作ってみました。
確実に回収できそうなら
弁護士さんにお願いするのが楽ですね。
日本郵便が指定する一部の郵便局の窓口でしか受付てくれない
集配郵便局及び支社が指定した郵便局でしか受付てくれないので
事前に調べて出しに行きましょう。
細かい規定がある
書く内容は基本的に自由ですが、「1枚当たりの文字数」に制限があるので注意が必要です。
例）横書きの場合
1行13字以内、1枚40行以内
もしくは、
1行26字以内、1枚20行以内
句読点や記号を1個1字と計算する。記号は一般的な記号に限る。
などなど。
他にも細かい規定がありますが、
内容証明書用紙というものも市販されているようなので活用するのも良いと思います。
私は探偵さんに見本をいただきましたが
ググれば、テンプレートが沢山出てきます。
テンプレートに文字を打ち込んでいくだけなので簡単です。
それから、郵便局保管・枚相手方送付・差出人保管分として
同じ文書をコピーして3部用意する必要があります。
↓その他注意事項等、詳しくは日本郵便のホームページにも記載されています。
印鑑と封筒も忘れずに持って行ってくださいね。
郵便局の担当者に内容を読まれる
実際に、自分で郵便局へ出しに行ったのですが
当然ですが、その場で中の文章まで確認されます。
少し恥ずかしかったですが、色々ありすぎて
そんな事では動じないくらい精神的に強くはなりました。
メリット・デメリットを考慮しても
今後裁判などをする可能性があるのであれば
内容証明郵便で慰謝料を請求されることをおすすめします。
配達証明も併用
内容証明郵便で送る場合
配達証明も一緒にお願いしました。
配達証明をお願いすると、相手が受け取った後に
”〇月〇日、確かに相手が受け取りましたよ”
という通知が私にも届きました。
相手が受け取った事を確実に確認できるので
併用されることをおすすめします。
落ち込む事が多いと思いますが
「社会勉強になるわ～」と
ポジティブな気持ちで頑張ってください！
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