探偵ごっこと、ほんの少しの嫌がらせ -56話-

探偵ごっこと、ほんの少しの嫌がらせ/サレ妻リコのリコカツブログ56話rico

デートの日はすぐ分かる

数日後、オットが朝から髭を整え

念入りに身だしなみに時間をかけていました。

 

オットが朝から髭を整える日は

だいたい何か特別なことがある日です。

 

rico.
rico.

今日はモモと会う日なんだね。

もう完全に分かるようになってきた。

 

何年一緒に居ると思ってるんだよ。

そりゃバレるよ。

 

そして、恋してるんだな~、と改めて思いました。(笑)

 

しばらくすると案の定、探偵さんから連絡が。

2人は朝から一緒に居て、目の前の学校の通学時間帯を避け、モモの家へ入ったそうです。
(うちの子供たちとモモの子供が通っているから、見られない様に通学時間帯を避けています。)

 

rico.
rico.

コソコソと気持ち悪い。

 

どうせバレバレだけど。

 

探偵ごっこ

夕方モモの家から出てくる時間も分かっています。

 

ちょうど下の子をお迎えに行くタイミングだったので、

モモのマンションの前を通ってみる事に。

 

偶然を装ってすれ違い。

 

momo.
momo.

バレたかな、モモ怖い。どーしよー!

 

とヒヤヒヤして面白い行動をとってくれたら

楽しいのにな、という好奇心と

ほんの少しの嫌がらせです。

 

車で通りましたが、そう簡単にタイミングよくは出てきません。

 

代わりに何度も往復している探偵さんを見かけました。

車通りも人通りも多い場所なので、

張り込み?も大変そうでした。

 

 

 

モモの子供が学校から帰ってくる前に、

オットをA駐車場へ送り届けなければならないモモ。

 

rico.
rico.

そろそろ出てくる時間だと思うんだけどなぁ。

と思い、近くの駐車場に入ると

 

 

rico.
rico.

うわっ!来た!!

 

オットとモモが並んで出てきました。

 

rico.
rico.

ほんとに出てきたよー!(笑)

 

不倫相手がモモだと分かってから、

実際に2人でいるところを見るのは初めてだったので

 

ドキドキドキドキ…

 

慣れた様子で、モモの車に乗り込む2人。

 

見られているとも知らず、

後部座席に乗って身を低くして隠れるオット。(笑)

 

rico.
rico.

いい大人が恥ずかしっ!

 

こんな事する男もどうかと思うし

大の男にこんな事させる女もどうかと思う。

  

なんて思いつつ

私も慌ててUターン。

 

探偵ごっこみたいでドキドキわくわく。

 

 

そしたら、どこから出てきたのか探偵さんがブーンと

先に私の前を横切っていきました。さすが!

 

私も続いて道路へ出てモモのマンションの方へ。

 

駐車場から道路へ出ようとしているモモの車。

 

 

完璧なタイミングで、モモの車の正面をゆっくり通過して

運転しているモモの方をチラリと見ました。

 

rico.
rico.

気付いたかな~!

絶対気付いたよね。

モモの車は私と反対方向に進んで行きました。

A駐車場へ行くには逆方向です。

 

  

それにしても、心臓ばくばく。

あ~ドキドキした。

ちょっと楽しかった~(笑)

 

 

自信と余裕

探偵さんから電話がきました。

 

探偵さん
探偵さん

すれ違いましたね。

リコさんタイミングばっちりでしたね。(笑)

 

探偵さんの邪魔をして、迷惑だったかなと思いましたが

探偵さんも、もう証拠も揃っているしそれくらいしてやったらいいよ、と言ってくれました。

そして後に、探偵さんが別の案も考えてくれました。(笑)

 

 

探偵さん
探偵さん

いつもとは逆方向に曲がって行ったので

リコさんに気付いたのかもしれませんね。

 

rico.
rico.

目が合った気がしたので

多分気付いたんじゃないかと思います~!

 

その後、A駐車場まで追ってくれた探偵さんが再度連絡をくれました。

 

探偵さん
探偵さん

女性はルンルンで車から降りてきて

外で2人でタバコ吸ってますよ。

気付いていたら普通「ヤバイ」って態度に出ると思うので

やっぱりリコさんに気付いてないんじゃないかな。

 

 

でも私は絶対に気付いていると思いました。

気付いているのにルンルンしているなんて

私に疑われたところで、なんとでも言い訳できる

自信と余裕があるんだろうなと思いました。

 

そしたら突然自分が惨めに思えて、

悲しみや怒りがグワーッとこみあげてきましたが

 

rico.
rico.

だいじょうぶ、だいじょうぶ。

 

自分しか見えていない、人の気持ちが分からない人たちに

泣かされてる場合じゃない。

 

rico.
rico.

私は私でしっかりけじめをつけて

子供たちと幸せになるんだもんね。

 

と、気持ちを持ち直しました。

 

ここ最近のドタバタで、随分と精神が強くなった気がします。

 

 

rico.
rico.

という訳で、

なーなーじゃ終わらせないから

ルンルンできるのも今のうちだぞ。

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