自分でできる離婚調停申立て方法
離婚調停とは、離婚について当事者間の話し合いがまとまらない場合や話し合い自体が出来ない場合には、家庭裁判所の調停手続きを利用すること。
裁判所と聞くと一見難しそうですが
弁護士をつけなくても調停はできます。
私も最終的に弁護士に依頼しましたが
弁護士費用は高額です。
これからシングルマザーになるし
できるだけ出費は抑えたい！
と、初めは自分で調停を申立てました。
調停を申し立てる際の流れをまとめたので
まずは自分でやってみるのもアリかなと思います。
もし今、八方塞がりで落ち込んでいる方がいたら
私もできるかも！と前向きになっていただけたら嬉しいです。
申し立ての書類を提出するだけなので
そんなに大変ではありませんよ。
申立書を書く
まずは、申立書の入手から。
最寄りの家庭裁判所に貰いに行くか
裁判所のHPからDLする事も可能です。
申立書にもいろいろな種類があるので内容をよく読んで、
夫婦間の話合いで何もまとまっていない場合は
夫婦関係事件（離婚）の申し立てについて
（夫婦関係調整調停申立書）
こちらを使えば、離婚に関する全般をまとめて話し合いができるので問題ないと思います。
私は、裁判所へ申立書をもらいに行き
その場で記入方法も教えて貰いました。
一番確実で間違いのない方法だと思います。
申立書記入の注意点
記入例を見ながら書き進めれば問題ありませんが
親権や養育費・財産分与・慰謝料など
細かく希望の金額を書く欄があります。
あまり法外な金額を書くと調停員への印象が悪くなる可能性もありますが
初めから少なく書いてしまうと、それ以上は貰えない可能性が高くなります。
減額されるだろうというところを見込んで多めに書く。
あとは、その金額が必要な理由を明確にして
調停員に突っ込まれても説明できるようにしておくと安心です。
（できれば子供にかかる出費が明確に分かる表を作っておくと良いです）
だって子育てにはお金が必要ですもん！
今までのオットの言動で傷付き過ぎた気持ちを込めてしっかり主張しました。
私が記入したのは
・親権は3人とも母親
・養育費はひとりにつき4万円
・財産分与なし（すべて私に）
・慰謝料500万円
はっきり言って、私の友人と不倫をサレた心の傷や
これからの子供たちの事も考えると
慰謝料はいくら貰っても足りません
って言うのが、実際に不倫をサレた側の気持ちだと思います。
こんなに貰えないのが現実だと分かっていても
多めに書いて損することは特にないと思います。
それから、申立ての理由について記入する欄があるので、ありのままをしっかり書いてください。
事前に記入していなかったがために
調停で議題に上がらなかった、なんてことのない様に注意が必要です。
申し立てに必要な書類
・夫婦の戸籍謄本
・養育費の申立てて含まれている場合
前年度の源泉徴収票
給与明細等の収入に関する書類の写し
・財産分与の申立てが含まれている場合
不動産登記事項証明書
固定資産評価証明書
預貯金通帳の写し
など、夫婦の財産がわかるもの
・年金分割の申立てが含まれている場合
年金分割の為の情報通知書1通
（年金事務所へ事情を説明し発行手続きすると、1か月程度後に郵送で届きました）
書類に不備があれば裁判所が教えてくれるので
そんなに心配はいらないですよ。
申立てに必要な費用
・収入印紙1200円
・郵便切手 700円程度（裁判所によって多少異なる）
切手は裁判所との郵送での連絡用に使われ、余った分は調停終了後に返却されました。
管轄の裁判所へ申立書の提出と注意点
必要書類や印紙等と一緒に、管轄の家庭裁判所へ提出すると、申立て完了です。
注意点として
申し立てるのは、相手方の住所の管轄である家庭裁判所へ提出する必要があるので、
別居中で相手が住民票を移動している場合は注意が必要です。
申立て後の流れ
申立てをしてしばらくすると期日の連絡が郵送で届きます。
この時点で、相手方にも通知が届きます。
申立ててから、だいたい１ヶ月後くらいが第1回目の調停期日とされることが多いようです。
少し猶予があるので、その間に提出する証拠や主張の仕方などをまとめておくと良いです。
以上が調停申立ての流れです。
いかがでしたか？
書類もそんなに難しいもはなく、費用もそんなに掛からないので
思っていたよりもスムーズにできました。
今から調停をするか悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
がんばってください。
健闘を祈ります！
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