いざ、モモの家へ
父と姉に来てもらい、簡単に状況を説明して
まずは離れたところから
見守っていてもらう事にしました。

とりあえず私が話をするから
もし何か危険とか、子供のお迎えの時間
とかあれば、その時手助けをお願いします。
モモの家のインターホンを鳴らしても開けないだろうし
夕方2人一緒にマンションから出てくる時間は
いつも同じだと探偵さんに聞いていいたので
その時間に少し離れたところで待ちました。
ドキドキドキドキ・・・
開いて閉じた玄関
モモの家の玄関ドアが見える所で待っていると、
玄関が開いてモモが顔を覗かせました。
ドアを開けてすぐ、モモは外の様子をぐるりと見まわして
私と目が合いました。(多分)
直後、モモは家に入って玄関を閉めました。

え?見つかった?
今、目が合ったよね・・・。
そして、またコソコソ隠れるの?
ええい、ちまちまとめんどくさい。
もうピンポンしてやる。
私はモモのマンションへ向かいました。
階段を昇ろうとしながら
スマホのボイスレコーダーをON。
※これも事前に探偵さんに教えてもらっていました。

録音だけは絶対に忘れないでくださいね!
論より証拠。
その他のアドバイスはこちら↓
このアドバイス通りに話を進めたいところ。
バトル開始
すると
モモが走って下りて来て鉢合わせ。
モモは一瞬私を見て、
そのまま避けて走り去ろうとしました。
おいおい。

モモちゃん!?
走り去ろうとするモモの身体を手で押し戻しました。
めちゃめちゃ硬っ!と思ったのを覚えています。(笑)
壁かよ。(悪態ついてごめんなさい)
すぐ 疲れた・できない と言って、人に甘えてるけど
絶対体力あるよね、っていう筋肉の硬さでした。
(悪口です、失礼しました)
甘えるモモ↓
私に足止めされたモモ。
オットは女ひとりに行かせて自分は出てこないで
何をやってるんだ情けない。

モモちゃん?
私に言う事があるよね?
オット、呼んできて。

・・・・・。
モモ、フリーズです。
スマホの絵文字にある
目がウルウルした” ぴえん顔 ”でフリーズです。
この顔にどれだけ騙され振り回された事か。
せっかく可愛いのに勿体ない。

何で黙ってるの?
人を騙して楽しかった?
リコさん大好きです!
ハグハグ(ハグの事)してください♡
って近付いてきて散々人の家に上がり込んで
それでこの仕打ちは何?
オットにまでハグハグしやがって気持ち悪い。
ハグハグってなんだよ気持ち悪い。
ぴえんモモを前にして、
探偵さんの言っていた通り、
今まで我慢していた言葉が勝手に溢れる私。
暴言も吐かず、手も出さなかっただけ偉いと思ってください。

オットいるでしょ?呼んで。
コソコソして恥ずかしくないの?
さっきも、私と目があって
玄関を一旦閉めたよね?

え?なんのことですか?
さっき玄関を開けて閉めたのは
雨だな、と思って。(ぴえん)

うわ~、すごいね・・・。
そんな平気で嘘をつけるなんて
信じられない。人として。

今も、私を無視して
逃げようとしたよね?

ちがいます~。
モモ、ほんとに
誰か分からんくて…。
(ぴえん)
この至近距離で、あなたが今一番警戒しているであろう私の事が分からない訳ないでしょう。
ぴえんモモ、口を開いたと思ったら
ただの嘘つきやん。
確かに小雨がぱらついていましたが、
傘もいらないくらい。
モモは傘も持ってないし、玄関を開けて閉める必要があったかな?
そもそも玄関を開けてすぐ
周囲をぐるりと見渡す行為自体が怪しいし、ひくんだよ。
※言っても無駄なので心の声です。

・・・・・。(ぴえん)
しばし沈黙・・・。

ずっと黙っておくの?
オットを呼んで。
コツ・コツ・コツ・・・
階段からゆっくり下りてくる足音が聞こえました。
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