誠意のない「ゴメン」 -38話-

サレ妻リコブログ/サレリコ38話rico

朝から実家の職場へは行かず、1日中モモと一緒に居たオットが帰って来ました。

 

誠意のない「ゴメン」

 

朝は無言で出て行ったオット。

モモに癒されて機嫌が直ったのか、

モモに言わされたのか、近付いてきました。

 

otto.
otto.

あのさ・・・

 

オットが近付いてきましたが、つい今しがた探偵さんと友人から

オットとモモのキモチワルイ行動を聞いたばかりだったので、

顔を見る気持ちの余裕なんてありませんでしたが、なんとか平常心を保っていました。

夕飯を作っていたので、顔を見ずに返事をしました。

 

rico.
rico.

なに?

 

otto.
otto.

昨日は言い過ぎたわ、ゴメン。

 

近付いてきてチョンと手を触れられ、サラッと謝られました。

 

 

・・・ゴメン・・・?

 

 

何がゴメンなの?

 

今日おまえ、1日何してた?

今日1日仕事頑張ってきてからの謝罪ならまだ分かるけど、

 

今日1日誰と何してた?

 

そんな不誠実な「ゴメン」受け取れるわけがない。

 

私にとっては、そんな軽い話じゃない。

 

心の底から出てきた言葉は、ひと言

 

rico.
rico.

無理。

 

気付いたら涙がボロボロ出てきて、たまらずにキッチンの勝手口から外に飛び出していました。

 

無理。

そんな「ゴメン」は受け取れない。

モモとイチャイチャした手で触られるのも無理。

不誠実なことして昼間から家族裏切って楽しんでおいて、良い人ぶって自己満足のための謝罪してくるとこも無理。

昨日言われたこともクローゼットで寝てることも無理。

嘘ばっかりのあんた無理。

モモもまじで無理。

もう、あんた達の全てが無理。

 

考えない様に、考えない様に、と必死にこらえていた感情が、

この誠意のない「ゴメン」で一気に溢れてしまいました。

 

置いていかれる気持ち

 

飛び出して気付いたけど、外はが降っていました。

外は真っ暗でしたが、まだ夕飯時で人通りもちらほら。

子供をお風呂に入れたので、おもいっきり部屋着姿でずぶ濡れのわたし。

勝手口から飛び出したので、足元は・・・裸足

 

rico.
rico.

やばっ。

さすがに、これは変な人だな。汗

 

靴を取ろうと玄関をガチャガチャしましたが、もちろん鍵は開いてません。

 

すると、その音に気付いたのかオットが鍵を開けに来ました。

 

otto.
otto.

もうわかったから!

オレが出ていくからリコは家に入って!

 

ふざけんな。

 

rico.
rico.

ちがう!

 

そうじゃないんだよ。

なんにも分かってないんだよ。

 

オットを押し戻して、靴だけ取ってまたダッシュで走り(逃げ?)ました。

最近筋トレしていたので、ダッシュできました(笑)

傘は取れなかった・・・。

 

あなたはいつもそうやって自分勝手に自分の都合で出ていくけど、

出て行かれた後の人の気持ちになってみろ!

怒りたい、泣きたい気持ちをこらえて、

夜の不倫現場も追いかけて突き止めたいけど子どもを置いて出られないモヤモヤを抱えながら

何事もなかったように家のことをこなして、

「パパは?」と聞いてくる子どもたちのフォローして、

無理やり笑顔を作って、

気持ちの整理どころか、

1人でゆっくり考えることも泣くこともできないんだよ。

それが、どんだけストレスか。

 

ちょっとでいいから1人にさせて!

 

 

つづく・・・。

 

今考えるともう少し上手く発散できれば良かったなと思うけど

渦中はそんな余裕ないんですよね・・・ほんと。

 

私もサレ妻になるのは初めてだから仕方ないと自分を認めてあげることも大事。

 

rico.
rico.

これも将来笑い話のネタに出来るくらい、楽しい人生にするぞー!

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