副業と手作りからあげ -13話-

サレ妻ricoのリコカツブログサレリコ13話rico

夫(オット)と私の友人モモに不倫されてリコカツ中のrico(リコ)の少しさかのぼった不倫発覚前のお話です。

もう疲れた。モモとは少し距離をあけようと思っていた矢先、またモモがやってきます。

喧嘩が増える

この頃は、私もどうオットと接すれば良いか分からなくなっていて、そっけない態度をとる事も多かったと思います。

そんな私にオットもイライラ。
そして私もイライラ。

まだ小さい3人の子供にもふりまわされ、コロナにもふりまわされ、気持ちがいっぱいいっぱいでした。

そして喧嘩になる。

このままじゃいけない!と思いつつ、どうしたら良いか分からなくなっていました。

rico.
rico.

何をやっても空回りして上手くいかない時ってありますよね・・・涙

夫の副業

詳しくは書きませんが、オットは副業を数年前からやっていました。

オットは実家がやっている自営の本業があったのですが、実家に援助してもらって副業として商売をやっていると聞いていました。

”副業での利益はまったく出たことはなく、仕入れするから結局ずっと赤字だよ。だからオレはこの副業での収入は全くないよ”と言っていました。

おかしくない?と思った事もあります。

何年も赤字の副業なんて続ける意味ある?
本当は収入も少しはあるのでは?どうしてそれを私に話してくれないのだろう。

でも、お小遣いも少ないし、それでオットが満足しているのなら良いと思って知らないふりをしていました。

モモと一緒に仕事がしたい

otto.
otto.

オレ、この副業を本気で軌道にのせたいから、モモちゃんに手伝ってもらう。

仕事内容を教えたいから今度の日曜日家に呼んでもいい?

ダメって言うなら他の場所を探すから言って!

威圧感たっぷりに言われました。

”またモモちゃんですか・・・。”

そう思いましたが、

ダメだと言って、他の場所で2人で会われるのも不安だったので、了承してしまいました。

rico.
rico.

仕事・・・なら仕方ないよね?

仕事と言われると断る理由がないし、
オットとこれ以上不仲になりたくなかった私は、不安な気持ちを伝えられませんでした。

どう伝えてよいか分からなかったっていうのもあります。

和やかな2人

当日、モモは自分の子供を連れてやってきました。

子供たちは別室で遊び始めたので、そちらを気にしつつ、末っ子の相手をしたり、お昼ご飯の用意をしたりしていた私。

オットとモモは並んで座って仕事を始めました。

オットはとても穏やかで、モモはにこやかで、とても楽しそうに和やかに会話を弾ませながらやりとりしている2人・・・。

momo.
momo.

モモは~、こんな風に楽しく仕事ができたら子供にもすごく優しくなれます♡

otto.
otto.

へ~モモちゃんでも子供を叱ったりするの?

怒ってるモモちゃんなんて見たことないから想像つかないなぁ。

momo.
momo.

怒る事だってありますよ~!

ていうか~、何でモモがこんなにお喋りしているかわかります?

オットさんが眠そうだからですよ~。

うふふ♡

otto.
otto.

え、オレ眠そうな顔してる~?

そうかなぁアハハ~!

私は一体何を見せられているのでしょう!?

ここ最近喧嘩ばかりだった私たち夫婦の空気とは正反対過ぎる。
こんな優しいオット、久しく見ていない。

いたたまれなくなって、”末っ子を散歩に連れて行ってくる!”と言って外に出て、近くの公園で末っ子を遊ばせながらひとりで泣きました。

1度泣いたら少し気持ちが落ち着きました。

rico.
rico.

だめだめ、泣いてる場合じゃない!

手作りからあげ

気持ちを落ち着けて家に帰り、お昼ごはんにとカレーを作りました。

モモはからあげを作って持ってきてくれていたので、カレーと一緒に先に子供たちに食べさせました。

とっても美味しいからあげでした。

モモの子供が”ママのからあげ美味しいでしょ~?”というので、”すっごく美味しい!ママ天才だね!”と伝えました。

オットとモモにも

rico.
rico.

モモちゃんが持ってきてくれたからあげと

私のカレーでよければ食べる?

と聞くと、オットには無視されました。

目も合わせてくれません・・・。

momo.
momo.

ありがとうございます。

いただきます♡

オットも黙ってカレーを食べ始め、モモのからあげを食べた瞬間

otto.
otto.

うわ!

めっちゃおいしいモモちゃんのからあげ!!

私のことは無視なのに、モモのからあげをあからさまに大絶賛。

rico.
rico.

・・・・・。

その後も2人の近くに居たくなかったので、私は子供たちとお散歩したりしていました。

転校&引越しが決まっているモモの子供が不安にならないと良いな、と思って、近所を案内したり、学校を見せに行ったりして子供たちと遊んでいました。

涙を浮かべるモモ

結局仕事は夜まで終わらなかったようで、途中コーヒーを出したり、モモの子供にも夜ご飯を食べさせ、お風呂も済ませておきました。

momo.
momo.

たくさん子供のお世話をしてくれたのに、全然お仕事が進まずごめんなさい。

モモが涙を浮かべていました。

正直仕事が進もうがどうしようが私にはどうでもよかったので、

rico.
rico.

え?どうして泣いてるの?

全然大丈夫だと思うよ!おつかれさま。

(てか、泣きたいのこっちなんだけど・・・)

オットが見送って帰っていきました。

rico.
rico.

疲れたけど、とりあえず、終わった~!

なんとか今日1日を無事にこなせた安堵感で、やっとゆっくりしていると
モモの見送りに行っていたオットがめちゃくちゃ怖い顔で戻って来ました。

次回へ続く・・・。

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